第六回の現代詩賞の受賞作は、今は亡き父母を想う吉岡幸一さんの「いつか誰かのそばで」が選ばれました。また、今回特別に優秀賞が設けられ、内村佳保さんの「あなたのかたち」、中西邦春さんの「一日」が選ばれました。ほかにも全国から寄せられたすばらしい作品を計30作収録しています。

寄稿には詩賞選考委員の若松英輔さんから「詩を書く仲間たちへ」、歴史家の磯田道史さんから「磯田少年がみた永瀬清子」。永瀬清子が立ち上げた詩誌「黄薔薇」同人の方や永瀬清子生家の現場で活動する仲間からの寄稿もあり。永瀬清子作品は「降りつむ」。添えた昭和22年の清子自身の「あとがき」は、今の私達に語るようです。

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 第五回の現代詩賞の受賞作は、日常の一コマを圧倒的な透明感のある文章で紡いだ雪柳あうこさんの「死の意思」が選ばれました。

中央大学杉並高等学校校長である大田美和先生が

オンライン入学式の祝辞で、「力になる言葉を」と永瀬清子の詩を引用された思いを寄稿して下さっています。

などなど、今号も盛りだくさんの内容となっております。

第四回の作品集ができました。

今号には、受賞された清中愛子さんの「撫子の偽り」と優秀な応募作品に加え、

谷川俊太郎、竹下景子の両氏からご寄稿頂いています。

第五回（2020年度）の募集要項も付いております。

 応募者が日本全国に広がってきました。

素晴らしい詩が多く届いた中で、受賞されたのは感王寺美智子さんの「再生」でした。私の一点は、永瀬清子が作詞した吉備高原学園高等学校校歌の作曲を受け持たれた小六禮次郎さんが、思い出の詩と共に、その頃のことを寄稿して下さいました。読み応えのあるものになっています。第四回（2019年度）の募集要項も付いております。　　　　　　　　

第一回に比べて、5倍もの応募作品が届きました。

その中で選ばれた受賞作は、葛岡昭男さんの「母と水瓶」でした。

私の一点には詩人で生前に交流のあった新川和江さんが永瀬清子の詩を選んでくださり、また岡山県立玉野高等学校の福本まゆみ校長が永瀬清子が作詞した校歌を解説して下さっています。玉野高校の出身の  いしいひさいち氏は、この詩誌のために４コマ漫画描いて下さっています。

 保存会が永瀬清子を広く知って頂く事と、誰もが詩を書き、書くことで生きて欲しいと願った清子の思いを継いで永瀬清子現代詩賞を設け、はじめて刊行したものです。受賞作は遠藤友紀恵さんの「生き方の法則」でした。私の一点では、高畑勲さんが永瀬の詩を選び、その思い出を寄稿して下さっています。