永瀬清子生家保存会の歩み

                          2011年 生家 母屋の屋根を改修

   【詩人永瀬清子の生家保存と氏の文芸活動の研究と普及に関する事業を行ない

     もって県民の文化向上に寄与することを目的としている】 


2005年「現代詩の母」と表される詩人の生家を、このまま朽ち果させてはいけないと詩人を中心とした有志が参集、2013年NPO法人の認証を受け、土地、建物の所有権を得る。

 

 活動には構造設計者、棟梁が加わり、これまでに井戸の建屋と母屋の改修(耐震改修を含む)を行った。改修工事費用1.000万円は、詩人の知己縁者、人柄や詩業を慕う者、建築価値を知る者ら民間の浄財によってのみ賄われた。その間12年の歳月を要した。

 

会では詩人の月命日の17日に生家の清掃と朗読会を行う。 また2016年には永瀬清子現代詩賞を創設。2017年は蔵の改修工事の資金が得られずやむなく解体し、その蔵と引き換えに制作した映像「きよこのくら」が完成し全国上映を終え、現在は自主上映先を募集中である。それに加え、2017年10月27日には生家(旧永瀬邸主屋と井戸)が国の文化財に登録された。

 

2020年2月17日に、途絶えていた「紅梅忌」の名を、永瀬清子が創刊した「黄薔薇」の同人から新たに受け継ぎ、清子を悼む「第一回紅梅忌」を立ち上げる。また、クラウドファンディングで募った支援を元に有志からの立替金も得て、6月より離れと釜屋の改修に着工するに至る。

 

2021年2月17日の永瀬清子命日に、民間支援金のみでのファイナル改修が完成し、棟梁から引き渡しを受けた離れにて「第二回紅梅忌」が行われた。

同年5月16日・17日には改修後の生家を交流の場「清子の家」としてスタートさせ、お披露目会を行った。

毎月清子命日の17日午前中に生家と庭の清掃を行い、その日の午後と第3日曜日等に「清子の家」を開館してきた。

 

2023年10月-11月にはクラウドファンディング「五右衛門風呂再生プロジェクト」を実施。

ご支援金を元に、五右衛門風呂と談話室を改修工事。2024年2月17日紅梅忌から、cafeグレンデルの釜屋を併設し、リニューアルオープン!

 

「清子の家」で一緒に活動しませんか?仲間を募集中!

 庭の草抜きなどお試し参加大歓迎。お気軽にお寄りください!

 古い町家ですので換気はバッチリです~

  最近の活動やヘルプ依頼は左のTwitter、Facebookやホームページ「清子だより」をご覧ください。

 

 遠方からの会費支援もぜひ。メール・電話で入会希望をご連絡ください。

  保存会会員:年会費5000円/口(活動情報「KIYOKONEWS」随時お届け)

 

随時のご支援金は

 寄付用郵便振替口座:永瀬清子生家保存会 トクヒ)ナガセキヨコセイカホゾンカイ

           記号番号 01360-6-39816

 ゆうちょ銀行   :一三九支店 支店番号139 預金種目 当座 口座番号 0039816 

  

PULUG MAGAZINE vol 58 「一時代の女性譚」(2022年春発刊)

 「現代詩の母を訪ねて」

  横田都志子理事長のロングインタビュー

 

 

2022年3月 永瀬清子生家「清子の家」でのPULUG取材の様子